６９年前の今日、戦争が終わりました。 昨年の５月フィリピンのマニラを訪れた際、「フォート・マッキンレー米軍記念墓地」というところへ行きました。 その日は快晴で、その敷地内は穏やかな雰囲気に包まれていました。 散歩するにはいい場所だなあ、と思っていると目の前に十字架が現れました。それも1個や２個ではありません。数えきれない程、夥しい数の十字架が視界いっぱいに広がっているのです。衝撃でした。 その後、施設の奥へと歩みを進めると、壁に施設の説明のようなものがあり、更に衝撃を受けました。 この十字架は第二次世界大戦で日本とアメリカの戦争により亡くなられた方一人ひとりを弔うためのものだったのです。 恥ずかしながら、当時、私は日本がマニラで戦争を繰り広げていたとは知りませんでした。ぼんやり、東南アジアでも日本が支配を進めていたという漠然としたことしか知らなかった私にとって、非常に心苦しかったです。現在の穏やかな日々の背景には壮絶な過去があることを初めて知りました。 この経験から私が考えた事は過去を顧みて、過去の事実を学んで、そしてこれからの建設的な未来をつくらなければならない、ということです。 これからの平和な未来を築くために１人ひとりができることが必ずあるとおもいます。 作りましょう、平和な世界。