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失われるジャパンブランド




昨日も台湾に住む外国人が各国の事情について討論をする番組を観ていたのですが、どこの国の製品を使いたくないかという質問に対しアジアやヨーロッパの多くの国が中国と答えたのに対して、中国のパネラーが挙げたのは日本。日本を挙げた唯一の国でした。
そして、各国の人が驚く中、中国の人が日本製を使いたくないと言った理由を3つ述べました。

1つ目は、日本は品質が非常に高い国として認知されていると前置きをした上で、会社名こそ出さなかったけれど、理由の一つに挙げたのが神戸製鉄の強度偽装問題。10年以上偽装を続け最近明るみに出た問題に対し、飛行機にも使用されていた材料に対しもし何かがあったらと思うと恐ろしいと語りました。

2つ目は、こちらも会社名は出しませんでしたが、イギリスの高速鉄道で日立製の新車両が導入されて初日から漏水などのトラブルが発生したこと。その時の写真を紹介しましたが各国から日本製でそんなことが、、驚きの声が。

3つ目は、インスタントラーメンの調味料に産地証明がないことでした。


僕が見た限りでは台湾の番組も日本を賞賛することが多かったので、このような日本に対しての批判というかマイナスの点を報道すること自体に驚きました。当然なことなのですがかなりショックを受けました。

日本国内では、この問題の他にも自動車の安全検査の問題など様々な問題が明るみに出て報道で取り上げられていたと思いますが、個人的にこれらの問題に対しもっと危機感を持った方がいいと思いました。
結局これらの問題に対しても謝罪して、改善しますという言葉だけで終わってると思います。いくら謝罪しても、国際社会からの日本製に対する評価が確実に下がっています。今回、国外でこのようなリアルな評価を聞いて正直焦りました。


昔と比べて人件費や材料費など様々なコストが上がっていることは事実でしょうが、それが不正を働いていい理由には勿論ならないですし、もしもそうやって不正を働かなければ儲けが出ないような会社だったら潰れて然るべきだと思います。


かつて物作り大国として世界にその名を轟かせたのは事実ですが、かといって現在優れているわけではありません。現在の家電や自動車でも世界の流れから置いていかれつつある、それが日本の現状だと思います。

もう一度真摯に顧客に寄り添って日本にしかできない技術、観点で物作りを続けるほかないと思います。信頼というのは一日、一製品で築けるわけではないので。


自分も今後商売を始めようとする身なので今回の件は自分に当てはめて真摯に受け止めなければと思いました。


ちなみにその番組は↓

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