今回は自分の中で長らくどうすればいいか考えていた問題があるので話したいと思います。
世界が平等で平和になればいい。
誰もが願うことだと思います。しかしながら現実には不可能と言えるほど平等は難しく、遠い道のりです。せめても貧しい国が豊かになれば、、私はそう思いました。
しかし、突然不安が襲ってきました。もし現在の貧困国が仮に豊かな国まで成長すれば資源の取り合いでいずれ戦争が起きるのではないか。事実日本も周辺国と利益を巡って領土の取り合いの激しさを増したこともありました。それでは貧困国が成長して豊かになればいいとは素直には望めない。寧ろこのまま貧富の差があったほうが不毛な争いは置きないのではないかそう思いました。
これは去年、一昨年くらいから考えていたのですが、結局いい方法も思いつかずうやむやのままになっていました。しかし急にある考えが浮かんできました。
そもそも豊かとは何か。
最近現在重きが置かれているお金という価値から新しい価値へと変化するという話をしましたが、自分が考える豊かさとはなんだろうと思いました。
当時私が思い浮かべていた豊かさとは、そう「お金」です。
お金=豊かという価値観しか私は思い描けていませんでした。
それゆえ世界で発行するのに限りがある「お金」を巡って世界で争いが起きるのではと案じていました。しかし、現在世界の価値は変化しつつあります。
そう、それならばお金ではない新たな価値を見出して世界にその価値を打ち出し、発展するのはそうだろうか。
例えば、世界のエネルギーが石油や化石燃料、原発から自然エネルギーへの過渡期を迎えています。ならば、今更アジェンダ21ではありませんが、持続可能な開発を打ち出して必要なエネルギー源の確保の仕方を世界的に変える。
貨幣中心の消費主義から豊かな自然を敬愛する体験主義への変化を模索するなど、様々な方法があると思います。
最近思ったのは、現代の科学技術が発展し、VRなどが成長を遂げていますが結局最先端の技術を用いて遊ばれているのが釣りのゲームなど、古来から遊ばれている遊びであったり。
最先端の技術を用いて遊ぶ内容が昔では当たり前だった遊び。勿論、当時とは状況や環境が違いますしVRで楽しめることはいいことだと思います。でもVRじゃなくても楽しめる環境があるならそれを存分に活用したほうがよくないですか?
我々日本はある程度発展した国で、いわばモデル国です。発展に際して自然に莫大な負担もかけました。ならばその分、有する知識を他国と分けあって無駄な自然破壊を避け、これからの時代と会う国づくりをサポートできると思います。
こうして先進国と途上国が協力することで新たな価値を見出し、共有し今までとは異なる世界の枠組みが作れるのではないかと思うのです。
もちろん貧しい途上国が最低限でも発展するのには莫大なお金がかかります。そのお金は新たな価値観を持った発展国から回したりだとか、今後様々な方法が現れると思います。
まだまだ拙い理論ですが、今後世界が共に発展するためには、まずは「お金」という現在最も重要視されている価値を廃止する必要があるし、まず廃止しない限りは平等へと少しも近づけないと思います。今後も世界は常に変化し続けると思いますが、常に状況やニーズに対応できる柔軟性を常に保っておかなければ世界の発展は成し得ないと思いました。
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