スキップしてメイン コンテンツに移動

大学の講義ベスト3


最近、もし自分の子どもが生まれたらどういう教育を与えるかということを、しきりに考えます。小学校は、、中学校は、、、などなど。

でもやはり一番気になるのは大学に行かせるかということ。
もちろん、最終的には本人が決めることなどで、本人の決断を応援できるよう準備しなくちゃと、今から謎の焦燥感に駆られています笑

しかし、最近は一部の人から大学不要論などもちらほら聞かれますし、正直僕自身もやりたいことにも依りますが、一般的には大学に行かなくてもいいんじゃないかと思っています。

僕の世代ではまだ当然大学に行くもんだと自他共に思っていた時代なので何の疑いもなく大学に行きましたが。
人間自分の歩んだ道を否定するのは難しいし、たらればで話もできないので、今日は自分が大学(教育学部)に入って、良かった授業ベスト3を発表したいと思います。(授業名は雰囲気で、、笑)

ちなみに卒業に必要な単位は124単位ですが、僕は200単位以上取ってます(確か211)



第3位!
英米文学

この授業で英米の優れた作家を知ることができたし、文章の解釈やその時代背景など様々な観点から物事を見る能力が養われたと思います!おかげで今でも映画を観ると考えすぎて疲れる!!

第2位!
英語教育教授法

この授業では言語を習得するプロセスを体系的に学ぶことができました。それと同時になぜ言語の授業はその言語だけ教えて習得方法を教えないのか?という疑問を持ちました。なのでいくら先生の英語が上手でも習得方法を説明できない先生は信じないし、英語しか喋れない語学教師の資質もどうかと思います。それは何十年もやってたら上手になるかもしれないけど、教えるのとは別問題。なので僕は語学習得の仕組みを実験的にやりたくて学校行かずに勉強してるし、且つ、日本語を教えてるし。言語は手段やツールであって目的ではないので、それを教えてくれたこの授業が2位!

第1位!
の発表に前にお約束の番外編!

韓国語
大学で母と呼べる教授に出会えました。言語はもちろん人間としても成長させてもらったし、常に成長した姿を見せたいと思っています。

言語学概論
生成文法を研究されている、2人の別の教授の授業をそれぞれ受講したのですが単純に文法っておもしろいなと純粋に言葉に対する興味をもたせてくれました。内容はむずかしかったけど、面白かった印象が強い。

そして、栄えある第1位は、、、
総合的な学習の時間

はい、名前は地味ですが、教科ではありませんが、これぞまさに教育と思わせてくれた授業でした。この授業を通して僕が心酔するジョン・デューイの「学校と社会」という本にも出会えましたし、この本やこの授業を通じて学んだことは今でも僕の人生の礎になっていると思います。何となく両親が教師だから入った教育学部で途中で教育に関心が薄れたけど、この授業のおかげで今でも将来的には教育に携わりたいと思わせてくれる授業でした。本当にもう一度受けたいと思える授業です。


以上が僕の大学でのベスト3ですが、思い返すとどの授業も先生が奇抜で個性が合って面白いし、好きな先生ばかり。実力があるとか厳しいとかいろいろ要素はあるかもだけど、やっぱり生徒から好かれるっていうのも大切な要素の一つなのかとこうして振り返ると思います。

やっぱり今思うと、やり直したいなーってことは多いですが、歩んだ事実を受け入れてここからじゃあどうやってよりよくできるのか考える、それに尽きると思います。

そして、自分が教育者になって誰かの人生に大きな意味を与えられるようなそんな人になれるよう今後努力を続けたいです。

コメント

このブログの人気の投稿

「先生っぽい」とは?

先生っぽい 「先生っぽい」この言葉を言われたことがある人はいるのではないのでしょうか? 僕も先日、外国人の友達に日本語を教えている時に言われました。 僕の場合は日本語の先生なので「っぽい」ではないのですが笑 普段会社で働いていてもこの言葉をかけられることがあると思います。 今回はどうして先生っぽいと思うのかについて考えてみました。 先生っぽい人の特徴は? 第一に「 見た目 」です。 先生と聞くと真面目なイメージがあるので真面目で誠実そうな人を見ると、「先生っぽい」と思う節があるのではないでしょうか。 ただ、見た目で人を判断するのは好きではないのでここはあまり言及しません。 第二に「 説明力 」です。 先生=人の持っている知識を共有する人です。 誰かに何かを伝えるためにはロジカルに順序立てて説明する必要があります。 なので説明を受けて納得出来た時、相手の話が分かりやすかった時に「説明が上手」、つまり先生っぽいと思うのでしょう。 第三に「 聞く力 」です。 先生の仕事は何も勉強を教えるだけではありません。 皆さんも経験があると思いますが、悩んだ時に相談をする相手でもあるのです。 先生に相談した時に自分のモヤモヤがなくなったり、励まされてやる気が出たりしたことがあると思います。 同様に誰かに相談した時に、自分でも気付いていない自分の気持ちを引き出してもらいスッキリした状態になった時に聞いてくれた人に対し先生っぽいと感じるのではないでしょうか。 相手の話を聞きながら解決の方向に持っていく、聞く力。 ある種コーチングにも似た力がある人に先生っぽいと感じると思います。 以上の「見た目」「説明力」「聞く力」この3つの力を持った人に先生っぽさを感じると思います。 私たちの頭の中に潜在的に、先生=いろいろ教えてくれる優れた人という意識があることが原因なのかなと思ったりもします。 「先生っぽい」と言われた人は褒められていると思います。 先生っぽいと言われたからといってがっかりしないでくださいね笑

個性を表すQUILTBAG(キルトバッグ)

QUILTBAGとは QUILT(キルト)という言葉をご存知の方は多いと思います。 裁縫をする時に使う生地ですが、そのキルトを用いて作ったカバンがQUILTBAG(キルトバッグ)です。 しかし、僕が今回みなさんに紹介したいのはカバンではありません。 LGBTにまつわるQUITLBAG(キルトバッグ)という言葉です。 QUILTBAGの世界観 僕は最近LGBTに関する言葉で新しく知った言葉があります。 それが QUITBAG(キルトバッグ) です。 簡単にQUILTBAGの頭文字について説明します。 QU・・・Queer(クィア) と Questioning(クエスチョニング) I・・・Intersex(インターセックス) L・・・Lesbian(レズビアン) T・・・Transgender(トランスジェンダー) と Two-spirit(ツースピリット) B・・・Bisexual(バイセクシュアル) A・・・Asexual(アセクシュアル)と Ally(アライ) G・・・Gay(ゲイ) と Genderqueer(ジェンダークィア) 他にもこれだけでは定義しきれない性が数多く存在しますが、QUITBAGが性の多様性を表す言葉として近年使用されています。もしわからない言葉がある方はご自身で調べていただけると助かります。 TENGAは毎年RAINBOW PRIDE CUPという限定デザインの商品を販売し、利益の一部をLGBTの方のために寄付するという活動をしていますが、今年のRAINBOW PRIDE CUPのデザインはQUILTBAGをモチーフにしています。 https://tenga-group.com/news/1435 ピースの連なりが魅力を生むパッチワークキルトのように、それぞれの個性を楽しみ、繋がることを喜べるというメッセージが込められています。 LGBTを再定義する QUILTBAGの個性を楽しむということにも繋がってくる問題ですが、私たちは未だにLGBTの問題を考える時にストレート(LGBTではない)かLGBTかという二項対立で物事を考えてしまいがちだと思います。 ではあなたの友達を考えてみてください。 同...

LGBTと共に働くということ

TOKYO RAINBOW PRIDE 2019 4/28・29の二日間、TOKYO RAINBOW PRIDE 2019のパレードが代々木公園周辺で開催されました。 https://tokyorainbowpride.com/ 僕自身実際に参加したことはないのですが、友達のSNSを見る限りでは年々その認知度は高まり参加する人も増えているような感じがします。 テレビタレントの活躍もあり、比較的に認知はされるようになったLGBTですが、まだまだ理解が進んでいるとは言いがたい状況があるような気がします。 そんなLGBTの方々と職場を共にする僕の普段の様子をみなさんにお伝えしたいと思います。 LGBTとの出会い その前に僕自身がこれまでどのようにLGBTの方と関わってきたのか簡単に説明します。 大学4年生の頃、アメリカから交換留学で来たゲイの友達がいました。 初めてのゲイの友達ということで少し緊張しましたが、非常に仲良くなることができました。 それからシンガポールへ語学留学に行ったのですが、シンガポールでは仲の良い友達の多くがゲイやビアンでそれがきっかけでLGBTに対する抵抗や偏見がなくなりました。 今ではLGBTに対して特に特別な感情はありませんでしたが、やはり初めは無知だったので少し抵抗があったのは事実です。 これも僕が生きた時代はLGBTに対してあまりオープンではなかったという、時代感が少なからず関係しているかもしれません。 普段はそんなに意識することはありませんが、自分はアライ(Ally=LGBTの支援者)です。 LGBTと働くってどんな感じ? それでは話を戻してLGBTと働くってどんな感じかお知らせしたいと思います。 僕の印象は「 LGBTだからと言って何も変わらない 」です。 期待外れだったらごめんなさい笑 これが15人のうち10人がゲイという職場で働いている僕の正直な意見です。 もしかしたら慣れすぎて何も感じないだけかもしれませんが、普段仕事をする上ではLGBTとか関係なくみんな自分ができる仕事を一生懸命しているにすぎません。 ただ、時折見せるリアクションが妙に可愛かったり、チャットの文章の中に...