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メディアを見極める


「爆花見」
この言葉を見た時に一種の嫌悪感と気持ち悪さを覚えました。
今年は6割増!? 中国人「爆花見」に桜の名所は戦々恐々

もちろん、この言葉は数年前に流行った中国人の「爆買い」をもじったものですが、語呂の悪さや、悪意のこもった、人々を扇動するこの言葉に何か日本のメディアに対する焦燥を感じました。


実際に記事を読むとそこまで偏重した内容ではありませんでしたが、それでも嫌でも中国人の悪いイメージを思い出させるタイトルを見た後だと、人によっては「やっぱり中国人は悪い」、「外人出て行け」と思ってしまう人がいるのではないでしょうか。


メディアは昨今、マネタイズが上手くいかず、こういった過激なタイトルをつけたり、人々を煽るような記事が増えている気がします。

それの何が問題かというと、そういう記事を読んで不快に思う人が増え、さらにそういう記事を間に受けた情弱な人々が他の人を傷つけてしまう恐れがあることが問題だと思います。

これを解決するには、そういった類の記事で発行部数を伸ばすのではなく、メディアが時代に応じたマネタイズの方法を模索し努力しなければ問題の根本は解決できないとおもいます。

時代遅れなメディアが焦って作った記事で時代遅れな読者、人々を創出してしまう。
どんどん国としてのレベルが下がっていく。大変なことです。

私たち記事を消費する側もそれはしっかり意識しなければならないし、1か0かではなく内容をしっかり自分で判断できる賢い消費者にならなければいけないと思います。

私もかつてジャーナリストを目指して、今も諦めてはいけませんが、情報を発信するものとして肝に銘じておかなければと思います。

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