ワーホリを決心した理由
シンガポールに留学していた頃に知り合った台湾人の友達から「最近どうなの?」というところから話が盛り上がり、ずっと中国語を勉強したかったということもあり、「台湾に来ちゃえば?」という一言で台湾にワーホリに行くことを決意した私です。ワーホリ開始
まあ、ということで、私は2017年の10月に台湾でワーホリを開始しました。ほとんど中国語は喋れないし、もちろん仕事もない状況だったので不安はありましたが、友達の部屋に住めるという一番の安心がありました。
しかし、いざ生活を始めると想像以上の困難の連続。
- 僕が喋る中国語が全く通じない
- 相手の言ってることもわからない
- 独学で良いのか不安
- 仕事が見つかるのか
- 貯金を切り崩すストレス
- 友達が全然いない
などなど。細かいことを書けば書ききれないくらい大変なことがありました。
それでも帰る場所があるという絶対的安心。
しかし、、そのような安心も長続きしませんでした。
生活のストレス?関係悪化
初めは仲良く過ごしていた僕と友達ですがだんだん関係がギクシャクしてきました。
特に明確な理由があるわけではありませんが、日頃の細かいことがストレスに感じるようになりました。
もっぱら向こうの家に僕が転がり込んでいるわけですから、僕の方が立場的に弱いですし、向こうは仕事しているのに僕は毎日カフェで勉強。相手からしたら自分は一生懸命働いているのに僕は何もしていないと感じたのかもしれません。
次第に彼と一緒にいる時間が非常に心苦しく感じるようになりました。
次第に彼と一緒にいる時間が非常に心苦しく感じるようになりました。
しかし、仕事もないし貯金を切り崩している状況でなかなか一人暮らしをするという決断は僕にはできませんでした。そんな状況の中、大きな転機を迎えました。
自分の部屋を探して欲しい。。
台湾にきてもうすぐ2ヶ月経とうかというある日。その瞬間は突然やってきました。友達から一通のLINEが。
「そろそろここを出て自分の部屋を探して欲しい。もし手伝いが必要なら言って」
夜ご飯を食べている時にこのメッセージを見た僕はその後、食が喉を通らなくなってしましたした。言葉も出来ない。仕事もない。こんな状況でどうやって部屋を探せばいいんだ。絶望に打ちひしがれたあの日のことは忘れることができません。
海外で部屋探し
色々言ってもこの状況が変わるわけありません。ということで、慌てて部屋探しをしました。必死にブログで台湾の部屋探しに関する記事を読みポイントを抑え探しました。
参考記事:台湾で一人暮らし用の部屋探しをする時のポイントと注意点を詳しく説明するよ
参考記事:台湾で一人暮らし用の部屋探しをする時のポイントと注意点を詳しく説明するよ
いくつか候補を決めることはできましたが、問題はここから。
もちろんその頃、僕は中国語で電話なんかしたことがありませんでしたが、もう背水の陣です。やったれーという気持ちで候補に電話を書けました。
緊張の第1件目たどたどしい中国語で、
僕:「すいません、この部屋見たいのですが、、?」
大家:「この部屋もうないよ!!!!!」
掲載してたから電話したのになんでこっちが怒られるの、、
ソッコー挫折しましたw
それからも外国人はダメとかでなかなか内見までこぎつけられません。
しかしついに「いいよ、今日来られる?」と内見を出来ることになりました。
天にも昇る気持ちで内見へ出かける準備をするワタシ。
そこに一本の電話が。嫌な予感。
「あ、あの部屋決まっちゃった。ごめんね。」
やっと内見まで行けたのに泣きそうになりました。。
そうして、候補として残っていた最後の一件にダメ元で電話することにしました。
僕:「あのー部屋を見たいんですけど。。」
大家:「!”#$%&’()0」
僕:「ファ?部屋見たいんですけど、、?」
大家:「|〜=0)(’&%$#」
まさかの大家がおじいさんでなんて言ってるか全くわかりません。
僕はめげずにとりあえず自分の要求だけ伝えるようにしました。
僕:「この部屋見たい。今日オッケー?」
大家「いいよ!”#$%&’()0」
僕:「、、、、今日何時?3時でいい」
大家:「いいよ〜=0)(’&%$#”!」
僕:「じゃあ3時に行きます」
ガチャ。
向こうがなんて言ってたかほぼわからなかったけど、自分の要求だけ伝え、かろうじて「可以(いいよ)」という言葉だけ聞き取れて本当に通じてるのか不安でしたが内見の部屋へ向かいました。
内見の部屋に到着
内見のアパートの前に着きましたが大家さんはいません。もう一度電話してみると「すぐに向かう〜」ということで、
5分くらい待ったらすぐに来ました。
大家さんはやはりおじいちゃんで、電話でもなんて言っているかわかりませんでしたが、直接会ってもなんて言っているかわかりません笑
とりあえず内見をすると、そんなに広い部屋ではありませんでしたが一人暮らしをするには十分ですし、何より他の部屋を今から探すという勇気もなかったのでこの部屋で決めました。
その部屋は社会人しか借りられない部屋でしたが、幸い週一回の日本語学校で仕事があったので専務の名刺を見せることで納得してもらい、さらに本当は1年契約なのですが、ワーホリの期限があることを伝えると10ヶ月でもいいよ(敷金を返してくれる)という優しい内容でOKしてくれました。そうなるともう契約しないわけにはいきません。
すぐに契約して、翌日からすぐに引っ越しをはじめました。
引っ越し
台湾の一人暮らしの部屋は基本的に家具付きなので特に持ち運ぶものもなく、自分の洋服くらいです。日本から大量に洋服を送っていたので少し大変でしたが。あとは日常生活に必要なものを買い揃えました。
そうして無事に引っ越しが完了しました。
引っ越しによってお金はかかりましたが、いつも相手のことを気にして生きなければならないストレスから解放されてすごく自由で快適な生活を手に入れました。
得た自信
今、思い返すとこの引っ越しが僕の中ではかなり大きかったかもしれません。中国語ができない状況で台湾に来て2ヶ月で自分の力だけで部屋を借りられたこと。
海外での初の一人暮らしを始めたこと。
どうしても知り合いを頼って甘えてた自分でしたが、自分でやらなければならない状況に追い詰められたこと。そして、実際に自分の力でどうにかできたこと。
これが自信となりそこから語学学習や友達作りが急激にスピードアップしました。
仕事も引っ越して2週間後には決まりましたし。
行動を起こしてよかった。と心底思いました。
最後に言っておきたいのは、その友達とは今でも仲良しということ。
たまに会って食事に行ったりもします。
今でも台湾に誘ってくれたことは本当に感謝しています。
ただ、仲の良い友達だから一緒に住めるかは違うということを学びました。
いくら仲が良くても生活を一緒にすると大変なんだな、、と。
台湾に来てスリリングな経験ができてとても楽しいです!
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