少し前の話になりますが、大坂なおみ選手がUSオープンで優勝したニュースに日本中が湧きました。
なんでも彼女が着用モデルの時計が値段が高い割に大人気だとか。更には彼女が使用しているラケットが市販の物ではなかったといってニュースになるくらい。日本人のミーハーぶりには本当に感心します。
そしてやはり一部で話題になっているのが彼女のバックグランド。つまり国籍の問題です。
「大坂なおみ」と検索エンジンに入力すると、一番に「大坂なおみ 国籍」という検索ワードが出てくるほどです。もちろん、単にどこの国とのミックスか知りたいという人も多いと思いますが、ネットでの反応を見ると攻撃材料として調べている人も少なくないのが現実だと思います。
2015年に宮本エリアナさんがミス・ユニバースの日本代表に選ばれた時も、その容姿から日本代表選出を疑問視する声が上がっていました。
その時に「日本人と日本国籍」という記事を書いたのですが、その時と同じような疑問の声が上がっていて本当にがっかりというか、呆れてしまします。
その時からずっと言い続けてますが、私は容姿で判断するのはなく、本人の意思を尊重するべきだと思います。複雑な問題ですが、要はその人が日本人といえば、私たちはその意思を尊重し無条件で受け入れるべきだと思います。
もはや国籍という考え方も古い世の中が近い将来やってくると思いますし。
宮本エリアナさんの一件と大阪なおみ選手の一件を単純に比較することはできませんが、今回は大阪なおみ選手を讃える声をたくさん聞くことができ、少しずつ所謂「ハーフ」の人々が活躍することに対し、社会が寛容になってきているのではないかなとも実感します。
なかなかいきなり社会が変化するということは難しいと思いますが、少しずつでもいい方向に進むことを願っていますし、僕も非力なりに何か貢献できれば幸せだなーと思います。
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